「チートデイ」という言葉が一般的になったのは、いつからでしょうか?
おそらく、
酵素ドリンク
スムージー
といった、各種「ダイエットドリンク」が流行り始めた時期と同じくらいだったと思います。
もともとは「トレーナー」といった専門家が使っていた言葉になりますが、最近では一般的なものとして認知され、ダイエッターの中では”チートデイ”という言葉を使うことが、なんだか”通”な感じになっています。
改めて、チートデイとはなんでしょうか?
ダイエッターやトレーニーであれば、ほとんどの方が大体はご存じだと思います。
簡単に言えば、
食事制限をしつつたまにいっぱい食べてもいい日を作る
”その日”こそが、チートデイと呼ばれています。
「チート」という言葉は、もともとはコンピューターゲーム用語です。
制作者が意図しない方法(バグ)を使って、優位な結果をもたらす手順を指します。
一言で言えば、「ズル」です。
その日だけは自分を甘やかしていい日
という意味も込められているチートデイ。
減量を志す多くの方の多くも導入されていることでしょう。
また、世の「ダイエット専門家」の多くが推奨しています。
しかし、それは本当にメリットのあることなのでしょうか?
本当にズルいのは、一体誰なのでしょうか?
ダイエットに成功してもらっては困る人達がいる
結論から言えば、「過度に明確なチートデイ」は作らない方がいいです。
つまり、「チートデイと呼べる日」を作るべきではありません。
その理由とは・・・
カロリーの摂取量が増えるから
という、超単純な理由です。
ダイエットする人が、まず避けるべきである要素そのままなのです。
チートデイとは、ダイエットの失敗を招く日なのです。
チートデイなんか作るから、いつまで経っても痩せないのです。
そもそも、チートデイを作るべきとされる”理屈”として・・・
カロリー制限を続けていることで
その制限されたカロリーに体が慣れてしまい
そのカロリーに合わせて体が動くようになる
もしくはカロリーの燃焼を自分で制限してしまう
それによって、痩せなくなる。
他にもいろいろな理論が挟まれることになりますが、
- 制限されたカロリーによる減量効果が下がってしまう
- そのままではいつか減量が止まってしまう日が来る
- そうならないように体を騙す
ということです。
言い方を変えれば、「逆に代謝が悪くなる」ということです。
そうならないように、
時々過剰にカロリーを摂取して体を勘違いさせる(もっと燃やせと)ため
チートデイを設けるべきだ、ということが一般論のように広まっています。
初めてこの理屈を聞いた後は、なるほどそうなのか、と思ってしまうものです。
「本当にそうなの?」と疑ってみた人は少ないと思います。
調べるほどに、各種専門家が述べている”それらしい”ことばかり書いてあります。
しかし、その理論が正しいとは限らないのです。
「作るべきではない」という理論も、しっかり存在します。
むしろ、
- ダイエットを失敗させるため
- 永遠にダイエット商材を利用させるため
そのために、”チートデイという言葉”が広められたとも考えられないでしょうか?
チートデイを推奨する人・メディアというのは
「君が痩せてしまっては困るんだよ」
ということを言っているのと同じものだと、考えてみる目線も必要です。
「加減」をコントロールすることが大切
もちろん、どちらが正しいのかはっきりとは言えない、分からないことです。
その人によって、状況、体質によっても違うでしょう。
ただし、少なくとも
「なんでも好きなように食べたいだけ食べていい日」
とは思わないようにしましょう。
ダイエット中の人間が、
いくらでも過剰に摂取していい
わけがないのです。
せっかく続けて来た、痩せて来た結果を帳消しにしてしまうリスクでしかありません。
基本的には、カロリー制限は”継続してなんぼ”と考えましょう。
チートデイを設ける理由として、「ダイエットのストレスを減らすため」という意見もあります。
これに関しては、確かにそういった息抜きも必要であると考えられます。
特に「リバウンド」をしやすい傾向にある人は、我慢のし過ぎがリスクになることもあります。
ただし、その際も決して際限なく食べてしまうことのないように。
しっかり計算して、ギリギリのラインで楽しみましょう。